はいさい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
5月12日は「民生委員・児童委員の日」です。
民生委員・児童委員は、安心で暮らしやすい地域社会をつくるために活動している、地域住民の身近な相談相手です。全国で約23万人が委嘱され、各市町村の担当地域で活動しています。また、相談を受けるにあっては法律上の守秘義務を有しているため、安心して相談いただくことができます。
沖縄県において、約2千名の民生委員・児童委員の皆様が、社会奉仕の精神をもって献身的に活動されていることに対し、深く敬意を表するとともに、県民を代表して心から感謝申し上げます。
人と人との関係性や「つながり」の希薄化が指摘される中、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化したことにより、さらに孤独・孤立等の問題が顕在化し、社会問題となっています。また、ひきこもりが長期化し、親が80代、本人が50代で生活困窮と介護の問題が一緒に生じる8050問題や、ヤングケアラー問題など、課題は複雑・多様化しています。
これらの課題に適切に対応するためには、市町村や社会福祉協議会、福祉関係機関との連携及び地域住民の協力が必要になります。
中でも、地域住民のニーズを把握し、住民の立場から福祉行政との橋渡しを担う民生委員・児童委員の役割はより一層重要性を増しており、その活動が円滑に行われるためには、県民の皆様の御理解と御協力が不可欠です。
5月12日から5月18日までの1週間は、「民生委員・児童委員の日 活動強化週間」となっており、「支え合う 住みよい社会 地域から」をスローガンに、その活動の重要性を広く周知するため全国一斉に様々なPR活動等が行われます。
沖縄県内においても、各市町村独自の取組が行われることとなっております。県民の皆様におかれましては、「民生委員・児童委員の日 活動強化週間」を機に、民生委員・児童委員の活動に対し、一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。
沖縄県知事 玉城 デニー