現在海外における麻しんの流行が報告されており、今般、国内においても海外からの輸入症例を契機とした感染事例が相次いで報告されています。
麻しんは新型コロナウイルスと比較して感染力が非常に強く、飛沫・接触だけではなく空気感染で広がる感染症です。予防には予防接種が効果的で、定期接種の対象者は、1歳児(MR1期)と幼稚園年長児(MR2期)です。早めの接種をお願いします。
「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。.pdf みんなで目指そう「麻しんがゼロ」.pdf
MRワクチンの接種を受けることによって、95%程度の人が麻しんウイルス・風しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、流行を防げることができます。
定期接種対象のお子さまへMR予防接種の予診票を送付しております。
かかりつけ医療機関へ接種のご予約をお願いします。
麻しんウイルスの感染によって起こります。感染力は非常に強く、飛沫・接触だけではなく空気感染もあり、予防接種を受けないでいると多くの人がかかり、流行する恐れがあります。
感染後、10~12日間の潜伏期ののち発熱や席などの症状で発症します。最初3~4日間は38℃前後の熱で、その後39~40℃の高熱と発疹が出ます。主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎などで、1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。発疹、発熱、後頸部リンパ節膨張などの症状が現れます。まれに脳炎や血小板減少紫斑病などの合併症がみられ、大人がかかると発症期間が長くなるとされています。
妊婦が妊娠20週頃までに風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の心臓病、白内障、聴力障害、発育発達遅延などの障害を持った児が生まれる可能性が非常に高くなります。
定期接種期間や過去の予防接種歴などのご相談はこちらまで
嘉手納町役場 町民保健課 健康予防係 ℡098-923-3574(内線149)