猫はペットとして多くの方に飼われている愛玩動物です。
しかし、その一方、
「飼い猫のふんや尿で庭を荒らされて困る」
「自分勝手にのら猫にエサをあげて、のら猫が増えて迷惑している」
などの苦情が多くなっていますが、その多くは飼い主の無責任な飼い方が原因しています。
【猫の飼い方についてもう一度考えましょう。】
環境省では、「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」を策定しました。住宅密集地(集合住宅を含む)において、人と犬や猫が調和した快適な居住環境の維持向上、人と犬や猫が共生できる町づくりを図るための基本的な配慮事項などをまとめたものです。
・「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf
猫を屋外で飼うことは、近隣住民への迷惑だけではなく、交通事故、感染症、猫同士のけんかなど危険がいっぱいです。
猫のふん・尿は大変臭うので、外で自由にさせておくと、近所の庭などに入り込んで用を足し、よその人が非常に迷惑します。家の中にトイレを用意して使わせるようにしましょう。
飼い主の責任をはっきりさせて自覚を持つこと。また、飼い主のいない猫と識別をするため、首輪・名札などにより、身元表示をするようにしましょう。
◆飼い猫が迷子になったら
動物愛護センターへお問い合わせください。
http://www.aniwel-pref.okinawa/
猫が無制限に繁殖して飼えなくなり捨てるなど、かわいそうな猫を増やさないために、不妊・去勢手術を行いましょう。不妊・去勢手術をすると、発情期に異様な声で夜通し鳴く、オスが集まって大ゲンカをする、遠出をして戻らないとういことも減ってきます。
嘉手納町では、公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携して TNR 事業を行います。
「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで,繁 殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,飼い主 のいない猫に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
猫を捨てるのは犯罪です。
家族の一員として終生飼いましょう。
・「動物の愛護及び管理に関する法律」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html
〈第44条より抜粋〉
愛護動物を殺傷した者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金、虐待又は遺棄したものは五十万円以下の罰金に処せられます。